2018年5月27日日曜日

トランスコスモススタジアム(長崎県立総合運動公園陸上競技場)

トランスコスモススタジアム/Transcosmos Stadium
 
所在地 長崎県諫早市宇都町27-1
起工 2011年3月(解体改修工事)
開場 2013年3月2日(記念イベント/落成式)
所有者 長崎県
ピッチサイズ 不明
建設費 約78億円
使用チーム Vファーレン長崎(サッカー)
収容人数 約20000人
 
○スタジアム外観 
 
新たな船出としてJ1昇格後、奮闘を続けるVファーレン長崎の本拠地、トランスコスモススタジアムこと長崎県立総合運動公園陸上競技場。長崎市の三菱造船所跡にて新スタジアム構想が始まった中、旧本拠地になる前に来訪。
 
○アクセス
試合の日に関わらず改札内に常設されているVファーレンブース。
どちらかというと長崎本線の諫早駅より本諫早駅の方が近い気がするがおそらく気のせいだろう。
圧巻のおもてなしを受けるためにもアウェーサポーターは特に諫早駅から歩くことをお勧めする。

諫早商店街にはJクラブ(J1に限る)のフラッグが掲げられており、試合の日になると名産品のお酒やお菓子、ミサンガなどをおもてなしとして配布している。商店街を抜けるとマスコットキャラクターのヴィヴィくんののぼりを頼りに歩くことになる。大体、徒歩で30分弱。こののぼりを過信し続けるとある時、急に次ののぼりが視界内に映らなくなるのでGoogle Mapを併用するかひたすら南下するかがおすすめである。南下する際は内村航平ミュージアムが必ず道中に出現するのでそれを目印に運動公園内敷地に入ればすぐ見つかるだろう。
 
○スタジアム内観
 
スタジアム道具搬入口フェンス(アウェー寄り)から
バックスタンドを望む。スタンド1Fには青ベースにチームカラーのオレンジでNAGASAKIの文字が燦然と映える。非常にカッコいい。
 
アウェーサポーター席1F(ゴール裏)から

一応名前に陸上競技場と記されているとおり陸上トラックがあり球技専用スタジアムに比べるとややフィールドまでに距離を感じるがおそらくほかのトラック併設スタジアムの中では抜群に近い方ではないだろうか。
 
アウェーサポーター席2F(ゴール裏)から





チケット整理を潜り抜けると1Fと2Fに分かれるがJリーグの試合では恐らく上層と下層で区別されていないためアウェー側であればアウェーゴール裏チケットで両方のフロアを行き来できる。アウェー側には2F中央付近にビジョンがありもちろんアウェー側1Fゴール裏からは部分的に見えない構造となっている。また最後から2番目のバックスタンドの写真を見てもらうと分かる通り2Fの席の後方には動線が一応立ち見スペースという形にもなっている。
 
バス待ち待機場を望む
アウェー側の真後ろから両チームのバスが出入りを行う。ちょっと危ない構造かな…??
 
○ビジョン
前述の通りアウェー側1Fゴール裏から全てがクリアには見えない。スタメン発表のシーンでは見ての通り10人目までしか見えず11人目の名前は隠れてしまう。また、スタメン発表の際に予想フォーメーションを出してくるのもなかなか珍しいのではないか??
 
○座席
バックスタンド、メインスタンド、ゴール裏のすべてのカテゴリーに背もたれ付き個席が取り付けられている。座り心地は良いがやや前後ろが窮屈。足幅、座席下の荷物置きスペースは何の文句もつけようが無く良い印象しかないシートである。

2018年5月21日月曜日

[考察]サガン鳥栖の前半戦。




We are Sagan!!

なんとなく主力がほぼ全員残留して秀人さんに後発ではありますが加藤恒平も加入して「あれ…何か起きそう…??」ってシーズン前にフワフワしていたら4月にとんでもない地獄を見ました。ホームゲームが全て水曜日開催だったことのせいにすればいいんです。加えて横浜Fマリノスにアウェーで勝っていたことで期待していたもののやっぱりアウェーでも勝てず…なかなか残酷なシーズン前半戦でした。とは言いつつもまだ15節消化しただけで後半戦に入っているわけではないのでそこは苦い顔をしながら許してください。

1th △ 1-1 vsヴィッセル神戸 (ベストアメニティスタジアム)
2nd △ 2-2 vsVファーレン長崎 (トランスコスモススタジアム)
3rd ○ 2-1 vs横浜Fマリノス (ニッパツ)
4th ● 0-1 vs鹿島アントラーズ (ベストアメニティスタジアム)
5th ○ 3-2 vs名古屋グランパス (ベストアメニティスタジアム)
6th ● 1-2 vsセレッソ大阪 (キンチョウ長居)
7th ● 1-2 vs柏レイソル (ベストアメニティスタジアム)
8th ● 0-1 vsジュビロ磐田 (ヤマハスタジアム)
9th ● 0-1 vsサンフレッチェ広島 (エディオンスタジアム)
10th ● 0-2 vs川崎フロンターレ (ベストアメニティスタジアム)
11th ● 0-3 vsガンバ大阪 (ベストアメニティスタジアム)
12th ● 1-2 vs北海道コンサドーレ札幌 (ベストアメニティスタジアム)
13th ○ 3-1 vs清水エスパルス (ベストアメニティスタジアム)
14th △ 0-0 vs浦和レッドダイヤモンズ (埼玉スタジアム2002)
15th △ 0-0 vsFC東京 (ベストアメニティスタジアム)

いやぁ黒星の多いこと… FWの補強が進まずにシーズンに入って得点力不足で困窮するという趣旨のツイートをしていた自分は確か6節ぐらいまで鳥栖がチーム得点ランキング上位にいたのでとても恥ずかしい思いをしたことを覚えています。しかし8-11節まで無得点、まあ明らかにイバルボがいなくなってから攻撃はひもじい思いをしましたね。今もしてますが。そしてなにより言及したかったのは前半序盤(~前半15分)での失点の多さ。

2nd vsVファーレン長崎―前半2分 澤田崇
4th vs鹿島アントラーズ―前半14分 金崎夢生
5th vs名古屋グランパス―前半14分 ガブリエルシャビエル
7th vs柏レイソル―前半7分 キムボギョン

あれ…思った以上にしてなかった…と15分の4という煮え切らない確率が出てしまいましたがそもそも思い出してみれば鳥栖は堅守のチームでしたよね?? 特にウノゼロの都、要塞ベアスタと称された昨年までのホーム戦でのあの強さ、粘りは姿を消してしまいました。先制点を取られるのが当たり前、なんなら追加点のおまけもあげちゃう、勝ち点3の自販機と言われたあの暗黒の7連敗の期間。個人的にこの4失点の中で一番ショックが大きかったのは長崎戦ですね…めちゃくちゃ良い雰囲気でゴール裏のボルテージも半端なかった中、まさか吉田豊があんなに簡単に転がされて挙句の果てに権田さんも無力化されちゃいましたからね。J1先輩として良いとこ魅せようとしたらイキの良い後輩にかまされましたわ卍

「あれ…今年ヤバい…??」と思い始めたのは個人的にはその長崎の試合でした。後出しじゃんけんに聞こえるかもしれませんがしかしまさか7連敗するとは考えもしませんでした。ヤバい、というのはタイトルが遠い、厳しいと思ったタイミングでした。あそこで勝ち点1に沈んだのは結構大きいショックとして襲ってきました。

マッシモ解任!ZANRYUUに変えろ!となかなか手厳しかったサガンティーノ、自分も札幌戦で負けた時マッシモを嫌いになりかけましたがただ監督を変えても点が取れるようになるようなチームじゃないと感じて感情を押し殺しました。ブーイングする暇あったら声援飛ばしてた方が選手の為になりそうでしたし。まああの暗黒期で学んだのは竹原社長はああいうときにブーイングじゃなくて声援を飛ばすスタジアムにしたかったんだろうな、と清水戦に勝った後に気付きました。何が正しいか何が誤っているかは分かりませんがそれでも残留して12月に笑っていれたら正解じゃないでしょうか。

ということでデータを覗いてみましょう。


なんと攻撃回数がリーグ3位…

最近鳥栖の戦法を考えてみると意外でした。ゴール前にバス停めすぎて浦和戦なんて2本しかシュート打てていませんからね。ただその2本の内1つを決めれたりすると鳥栖の鳥栖の為の鳥栖によるサッカーが花開いたりすると思うんですが。決定力のあるFWは突然降ってきたりしないですし…まあ案の定な数字は被攻撃回数、つまり何回相手チームのアタックを受けていますか、ということですね。リーグ最悪の数字、厳しいですね。その割に意外と低かったのが被シュート、9位ですって、奥さん。被チャンス構築率は9.4%でリーグ6位、つまりはいままでの対戦相手のいざというときの決定率の高さもあるんですかね、まあ今年の鳥栖の失点は大体DFラインのミスが見えたりしますがね…

時間あるし選手レビューしよ。(リーグ戦に限る/10点満点で6が平均点)

GK

1.赤星拓 0試合0分0失点 *点

辛いと思うが早く怪我を治してベンチからしこたま怒鳴ってやってください。あのインスタの投稿でどこまでも鳥栖と共に死ぬまでやったろうという決意が僕には芽生えました。長い付き合いになると嬉しいです。キャリアはまだまだこっから。

18.高丘陽平 0試合0分0失点 *点

横浜FCから春過ぎに加入。権田さんが盤石なので仕事は無いと思うがルヴァンは見事な活躍。
今の所ミスらしいミスを見てないので期待。辻君も頑張れ。

20.権田修一 15試合1350分21失点 7.5点

おそらく今の所ミスらしいミスは1つも無し。何なら権田さんの活躍で何失点救われたことか、と言いたいところだが権田さんがファインセーブしても報われる機会が無い…それを象徴するのがH名古屋戦のジョーのPKを止めてからシャビエルに決められたあのシーン。ただ最近の鳥栖のバスを停める戦術でようやくクリーンシートが出始めた。権田さんの覚醒っぷりを見るとやっぱり日本代表に選んでも良かったのでは??と思うがそこはやはりGKしか出来ないポリバレントではないところが原因だったりするんですか、西野さん。キックでの貢献度も半端ない。鳥栖にいてくれてありがとう。海外の生活もいいけど鳥栖でのんびりゆみたそ(権田さんの嫁)さんとやっていくのもいいでしょ??

30.ファンティーニ燦 0試合0分0失点 *点

頑張れ。出来れば6/6の天皇杯2回戦出てほしいけど厳しそう。

DF

2.三丸拡 0試合0分 *点

あれ…今シーズン出てたっけ??と気になって調べるとまだ1秒もピッチに立ってなかった。こればっかりは運が無いとしか言いようがない。確かに上手いけど吉田豊と比べるとやっぱり厳しい。昨シーズン最終戦のA札幌戦のあの布陣で三丸と豊を併用してみるのも面白いと思うが3失点で負けたしジェイに2-0ジェスチャーで挑発されたからもうやらなそう。吉田を差し置いてスタメンを張るにはまずケツの育成に力を入れてもらいたい。というかSHとか出来そうなんだけどなあ。福田くんと競わせるのはダメかなあ。

3.高橋祐治 12試合747分 7.0点

地方クラブは育成が重要である。(何かの会談でどっかのチーム社長が言ってた)この言葉をある方のブログで聞いた時は育成=ユース年代と思って解釈していたがどうやらもう一つ道がありそうだ、というかあった。J2で眠る若手有望株を育てることだ。3人目の高橋、2人目のユウジと被りすぎてイケメンしかシーズン前は情報が入って来なかったがどんどん上手くなる。それも分かりやすく目に見えるスピードで。身長187cmを活かすことなく空中戦でヘナヘナしていたあの頃(2か月前ぐらい)はもう影を残さない、ボールを持てばバタバタしてビルドアップというより押し付けるように見えたイケメンは成長した。とにかく見ていて安心できるようになり左岸鳥栖構成要員の1人として元気にやっている。左サイドにパスが出せるようになったのは凄いぞ、次は右も使ってみないかい??

5.キムミンヒョク 15試合1329分 5.0点

分かっていると思うがDFラインの選手がフィールドプレイヤーのなかでは一番最後尾にいるので後ろにはGKしかいない。つまり1つのミスが簡単に失点に直結する。そういったことを考えるとやはりミンヒョクは甚大なミス、巷ではポカと言われているがそんな可愛らしいように表現されると困る。致命傷、絶体絶命、自殺行為ぐらいにおどろおどろしい表現がピッタリなミスが最近は目立ってしまっている。ピーク過ぎたか…と思いそうになるが考えてみればまだ26歳そこそこだし、例年これぐらいのミスはやっている。でも使いたくなる何かがマッシモにはある、その不明瞭な見えないものが北部に行ってみたりすると分かるようになる。そんな不思議な選手だ。韓国代表は残念ながらスンヒョンに奪われてしまう形となったが鳥栖ではまだまだスンヒョン含めDF陣を引っ張って行ってほしい。そうだ、左足練習しようミンヒョク。

8.藤田優人 3試合148分 5.5点

なんかいつも批判の矢面にいるイメージ。特にルヴァンのA長崎戦でCBやったときの鳥栖サポの反応の鈍さ、滅多にやらないポジションにコンバートされてそこそこ上手くやったと思う。しかし試合結果が良くなく批判を浴びていた気がする。偏見かもしれないがクロスの質以外で優人が叩かれている時は大体は優人は悪くない。そしてそんなケースでは大体が優人が他の選手の尻拭いを上手く出来なかった時と相場が決まっている。ただ今の起用には不満があるはず。5バック要員すら外されてしまっては厳しい。ボランチもできる選手なのでそっちに注力してみるのも面白そう。どうしてもSBがしたいならクロスの練習だ!

13.小林祐三 12試合1059分1A 5.5点

パンゾーさんは良いRSBだ。実際に優人がRSBのスタメンを張っていたころに比べると右サイドのドタバタ感が無くなったし右からの得点が見れるようになった。ただ最近の動きを見ると4バック時のRSBには安在でも良いんじゃないかと思い始めた。どうしてもベテランの域に達するとただでさえ上下運動の繰り返しが求められるサイドバックで運動量は落ちてくる。特に快速ウインガーとマッチアップした時のパンゾーさんの大変さは良く分かる。だからこそまだ若く攻撃に大きなインプレッションを与えられる安在を使ってみてほしいのだ。しかしマッシモの中では今の所パンゾーさんの方が安定感があるから使われていて安在にはそれが無いからスタメンで使われない、分かりやすいことだ。ベンチ外の日に試合終了と同時に漫画読了のツイートを上げたときはビックリしたけどね。

15.チョン・スンヒョン 11試合990分 5.5点

あんなに可愛い顔してめっちゃファイター気質、それがスンヒョン。去年は失点したときに顔をしかめて怒っている様子を見せてギャップ萌えを発動させていたが今年は相手を殴ってカードを貰うことが増えた。あんまいいことじゃないよ。というかよくレッドカード出されないなあと関心すらしている程でございます。折角韓国代表に選出されて世界と戦うからには国際試合で間違っても手を出さないように。スンヒョンが累積で欠場するとDFラインを組むのに苦労するので気を付けてもらいたいものだ。たまに見せるヘディングの上手さ、去年のミンヒョク先輩みたいに頭でゴリゴリ決めちゃってください。

23.吉田豊 15試合1350分1A 6.5点

キャプテンとして本格的にチームを引っ張り出して風格が、いや元からか。レディースデーの花柄ユニに身を包み審判と耳元で囁き合うというねちっこいコミュニケーションをしていたところをDAZNに抜かれてしまい無事TLを騒がせたが今年もまずまずの出来で左サイドに蓋をしている。今の所失望したのはH川崎戦で小林悠に決められたシーンで迷子になったこととA長崎戦で澤田崇に転がされたことぐらい、守備でのうっかりが多かった昨シーズン前半と比べると良い調子ではないだろうか。鳥栖の左サイドを突破するにはチャリでも使わないと不可能なぐらいに上手くやって行けてる。あとはアシストの部分、もう少し多く鋭いクロスを供給して欲しいもの。2025年までの長期契約待ってます。

25.安在和樹 0試合0分 *点

強烈な左足はルヴァンで披露済み、やっぱりああいう飛び道具を持った選手が一人いるだけで守備型チームの得点率は上がると思われる。ではなぜスタメンで出れないのか、答えは簡単でパンゾーさんがより優れた要素を持っているからだ。恐らく攻撃能力だけでいえばさすがのパンゾーさんもアンカズには及ばない、しかし守備能力になると結構な差でパンゾーさんが優れているので使われない、そんなところだろう。もちろんSBが攻撃に比重を置きすぎると裏のスペースは使いたい放題になってしまうし、守備重視が過ぎると攻撃に展開が無く淡泊に攻め続けるのみになってしまう。そういった面でパンゾーさんはその攻守のバランスを経験値によって絶妙に保てていることが最大の武器ではないかと考えられる。アンカズのこれからの成長が楽しみだ。

MF

4.原川力 15試合1303分1G3A 6.0点

今年も左サイドで豊と良い連携してるぜ。原川力。失意の長崎戦で1つだけ驚いたのが左サイドのペナルティエリアの角でパスが通る通る。あんなに流暢にヒールやらスルーパスやら美しく回せる選手がついに鳥栖に来たかっていうパルスが走った瞬間だった。データで見ても吉田豊と原川力のパスの回数は他のペアと比べても群を抜いている。原川から122回、吉田豊からは114回。そしてチームトップの3アシスト、及第点は与えられる活躍だがやっぱり物足りない。 Q.何が物足りないか ―A.FKでのゴール 昨年みたいにもっとFKでベアスタを魅了して頂きたい。あとコーナーキックでファーにふんわりクロス上げるのは遠慮して頂きたい。なんかあれだけは点の匂いが全くしない。

6.福田晃斗    13試合1062分    6.0点

もうすっかり中盤のファーストチョイスになったが恐らく、鳥栖サポの大半に福田晃斗の強みって何ですかって問いかけてみても答えられるサポーターは割合で2割を切っているのではないだろうか。なんなら稀に福田晃斗ネガキャンしてるサポーターもいるし。福田晃斗の良さ、強みを考えてみよう。まずは良さ、それは最後までサボらないこと。そして球際で妥協せずフィジカルの優劣を気にせずきちんと当たりに行くこと。90分間常に頭を回転させながら走り回るサッカーはやはりとてもキツい。90分の内1度もサボらず常に全力でやっている選手はやっぱり見てて気持ちが良いしチームの失点の大体は誰かのサボりから生まれている。結果、福田晃斗はスプリントの回数として数字が出ている。つまり強みはプレーに妥協がないこと、マッシモが戦術を考える時に計算できるピースであること、である。要望としてもう少しゴールに絡もうぜって事は言いたいけど。

7.河野広貴    2試合72分    5.0点

この間、北部に行った時アンカズと二人でお互いのお腹を見合いながら笑い合ってました。ぽっこりお腹にほっこりしたけどいやそれでええんか、河野広貴??鳥栖に来てくれた時の想像としては鎌田大地が抜けたOMFの代替ピースとして使われるかと思ったが今の所本人も思っていると思うが上手くいっていない。確かに大地も毎試合良い出来だったとは言い難くなんなら酷い試合は目に見えて酷く、後半に交代させられるのが常だった。ただこの緑の戦士@瓦斯風味はまだ本領の2%ぐらいしか発揮してないでしょ??もっと出来る、というか出来てもらわないと困る。あんなに瓦斯サポに愛されるプレイヤーを預かったからには鳥栖も活躍させる義務がある。

14.高橋義希    13試合633分1A    6.5点

「お前、ヨシキ タカハシやな」今後すべてヨシキタカハシに置き換えれば良いんですよ。やっぱりこの男はヨシキタカハシ。高秀先生の後塵を拝して開幕から8試合ほど不本意な使われ方をされたがレギュラーになるとやはり違いを見せるのがヨシキタカハシ。この男の凄さは圧倒的走力による広範囲のカバーと思っていたがそれだけじゃなかった。鳥栖のどのアタッカーにも相性が良いこと、これが素晴らしい。あれだけ実戦から離れていた安庸佑にピッタリ合わせられるインテリジェンス、サッカーIQが高過ぎて溢れ出ている。これからも鳥栖の中盤に鍵をかけてくれ!

21.加藤恒平    1試合28分    5.0点

ごめんなさい、少しでもパンサー尾形の上位互換と思った自分を恥じたいと思います。まあそれは置いておいて加入してからルヴァンが主戦場となりリーグ戦は1試合28分間の出場に留まっている。メチャクチャイケメンなんだけどやっぱりイケメンは試合に出てなんぼ、そこで活躍して「はえ〜うめえ〜しかもイケメン〜」ってなるのがあなたの仕事です。まあ前目のポジショニングでボールを刈り取ってカウンターに繋げるっていう役割を考えると福田晃斗か原川力が競争相手となるだろうから中々厳しいものがある。ただ日本代表に選ばれた経験を持つからにはもっとやれるはず。チームの手数の補充ではなく補強として加藤恒平は鳥栖に来ているのだから。

25.安庸佑    9試合291分2G    7.0点

この男…できるッ!! 1ヶ月前ぐらいまでは夏になったら補強のために放出されるんだろうな〜って思っていた選手がまさかの覚醒を遂げた。まだ覚醒の道半ばですが。何から何まで上手い。守備以外。ボールタッチ、運ぶ時の体の使い方、ボールを持ってこその安庸佑だが今のところ奪われたシーンをはっきりとは覚えていないのでキープ力にも秀でている。そしてあのゴール、ヨシキタカハシとのビューティフル連携、なんや、おい、なんや、われ、出来るやないか、われ、すごいやないか、たまらんやないか。掌返し過ぎていま現在安庸佑への僕の手は関節がアパアパになってます。これからも、もっとアパアパにしてください。彼女可愛い。インスタの名前、All is Wellってかっこいいなあ。

26.伊藤遼哉    0試合0分    *点

まあさすがにリーグ戦には出れないと思ったけどルヴァンのベンチ入りも出来ないのは厳しいぞ。練習見てると足元は抜群に上手いので自己研鑽に務めてください。

28.石川啓人    0試合0分    *点

なんだか成長の速度が上がった気がします。ルヴァンの話ですが。リーグ戦に出るには福田晃斗、原川力、加藤恒平っていう分厚過ぎる壁があって厳しいが腐らず頑張ってもらいたい。

29.谷口博之    0試合0分    *点

復帰したらCBやるのか、ボランチやるのかよく分かりませんがフィールドに立つと失点が7割ぐらい減ると思ってますので復帰なるはやでお願いします。

36.高橋秀人    14試合1236分2G    5.5点

確かに上手いし身長も高いのでセットプレーでの頭は武器になる、だがやっぱりヨシキタカハシと同じポジションでやるからには鳥栖サポが求めすぎてしまうのもわかる。開幕から3試合ぐらいは良かったものの連敗が続くとヨシキタカハシを出せ!秀人は外せ!とわかりやすい交換案が出されることもあったがやっぱりタイプ、同じポジションでも役割が違うと感じされられた。それを如実に表しているのがシュート数、サガン鳥栖では4番目の19本を放っている。ヨシキタカハシはゴールを決めることこそあれどシュートは極力打たないタイプだったのでそこが最大の違いである。攻撃的CMF、鳥栖に今までとは違う風を吹かせているのは確か。守備がもう少し上手ければなあ…

50.水野晃樹    0試合0分    *点



FW

9.趙東建    11試合661分2G    6.0点

色々言いたいことはあるけどガンバ戦のドンゴンは本当に見ていて悲しかった。だからこそ帰ってきた時のゴール裏のあの雰囲気、あのコールは鳥肌が立ったし期待度の高さが分かる。これからも無理せずバンバンボールを収めてあわよくばH横浜戦とかで前に出過ぎた飯倉にロングシュートかましてほしいです。身体大事に。

22.池田圭    4試合123分    5.5点

圭はFWでありながら点を取るのが仕事ではないというのは周知の事実。主に相手の嫌がるプレーを行う泥臭いFWだ。もちろん相手の嫌がるプレーっていうのは暴力を振るう訳では無いし槙野の耳元で「高梨臨より貫地谷しほりの方が美人だぞ」と呟くようなことではない。チェイスでもっともっと相手を苦しめて欲しい。理想は札幌戦の小野裕二が見せた激しい前プレス。あれが出来るプレイヤーがもう1人いると鳥栖もだいぶ楽になる。よろしくお願いします。ドンドンドドドン いけぇだけぇえー!! Yeah。

27.田川亨介    14試合794分2G    5.0点

フェルナンド・トーレスがアトレティコのエルニーニョ(神の子)なら鳥栖のエルニーニョは田川亨介である。これは間違いない。キーパーとの1対1は平気で外すし、前線で判断の遅さからパッとしないボールロストを繰り返すし、それでも田川亨介への僕の期待は揺るがない。当然本人も度々世界(特にヨーロッパサッカー)を口にするからには自分と同い歳でキーパーとの1対1をいとも簡単に決める選手がいることを知っているだろうし世界に出た時にはもちろんそういった選手と比較される訳である。例を挙げるならキリアン・エムバペ(PSG)、同じスピードを武器にする選手だが田川亨介とは違って足元が抜群に上手い。これぐらいのクラスになれと言ってる訳では無いが世界を見るならこういう選手がいて、自分と同い年だということを忘れずに。2桁ゴール取って見返してやろう。

32.ビクトル・イバルボ    7試合457分2G    5.5点

稼働率が低すぎるよ…ボールの実家ことイバルボは今年も試合に出れば面白いようにボールを収めてくれる。当然試合に出てボールを収めてくれると嬉しいがベンチ外で何かしら収めてもらっても僕らのフラストレーションは収まらない。怪我が仕方ないことでリリースも無く色々要素はあったが後半戦はきっと巻き返してくれるはず。親の顔より見たあの理不尽ドリブルで名古屋のSBをちぎったように敵を無力化して頂きたい。あとこの間某コンビニチェーンで見た時甘いものを取っているイバルボと目が合ってさりげなく戻したのはめちゃくちゃ腹筋に堪えた。食べていいんだよ、甘いもの。

40.小野裕二    14試合1205分2G    7.5点

鳥栖に来て2年目のハマの核弾道はやっぱり熱かった。熱量で言えば森脇に劣るものの良い勝負をしそうである。何となく上手い!って感じで終えた昨シーズンを巻き返すような活躍で鳥栖の手薄で脆弱なアタッカー陣を引っ張っている。テクニックもあり魅せれる選手でありながら泥臭く前線でチェイスも欠かさない万能型ST or OMF。個人的に鳥栖2年目でありながら石井くんを始め平瀬くんなどのユースからの2種登録メンバーのことを気にかけてくれているところなどを見ると最高だなあ!尊い!ってなる。退場してしまった時はスタンドに向けて手を合わせて謝って…あざといぞ!小野裕二!そういう男になりたいな!

こんな感じで選手レビュー終わり。

現在降格圏に沈むサガン鳥栖ですが12月のリーグ最終戦が終わった時に鹿島で笑ってシーズン終えれることを祈って中断期間に埋もれます。最後までご拝聴ありがとうございました。

2018年5月14日月曜日

[観戦記]2018 YBCルヴァンカップ GL 第5節 サガン鳥栖 vs Vファーレン長崎

敗退がほぼほぼ決まってしまったルヴァンカップ、まさしく消化試合なんていう野暮ったいフレーズがピッタリになってしまいましたがこの3日前の連敗を止めたH清水戦の後、何か僕はこの消化試合が楽しみになった訳です。九州ダービーという事を除いても何か起きそうだった長崎戦。結果としてはとんでもないことが起きました。
 
これだから鳥栖はやめられない。


それではそんなハッピーな一日を写真と共に振り返ります。

この日は午前中まで大学がありあらかじめバックパックに詰め込んでいたサガンブルーのユニを着て鳥栖駅まで電車でGO!! 時間帯が遅めだったのでサガン鳥栖ユニを着て下車するサラリーマンの方が多かったです。
ついに鳥栖駅に長崎のフラッグが掲げられました…
同じ九州のチームとしてVファーレン長崎がJFLから這い上がったことにはリスペクトしかありません…他チームから、特に現在降格圏のサガン鳥栖の一サポーターから言われて良い気持ちはしないと思いますが是非J1に残ってもらいたいものです…
長崎サポーターの帰りの臨時特急にサガン鳥栖ラッピングを被せてくるJR九州の癖がすごい笑
今日のベアスタ…良い…
スタグルは吉野家を頂きました。チーズ並丼、美味しかったです。
今日はここから。いつも通り前から4列目のポールに寄りかかってのんびり観戦です。





散歩も無事終了。ゴール裏に例の高田社長の幕がありました(^^;)
サガン鳥栖は浜勝、Vファーレン長崎はリンガーハットとスポンサーがついていますので親会社プレナスダービーとも言えるでしょうか(笑)

アップ前に人気者のあのキャラが出没したという事で急いでスタジアムを出てダッシュ。

御存じあざといマスコットキャラクターヴィヴィくんです。
3月のリーグ戦アウェーの時はタイミングを逃してスタンドから眺めるだけに終わってしまいましたが今回は抜群の情報収集力でその姿をカメラに収めれました。本当にゴール裏からヴィヴィくんのところまで走りましたからね(笑)

束の間の撮影会も終わりついにアップ開始。




この日2種登録でリザーブに入ったサガン鳥栖U-18の松岡君。

そしてもう1人、こちらはスタメンに抜擢されたサガン鳥栖U-18の10番を背負う石井くん。
ユースの至宝、このキャッチコピーが相応しく巷では「鳥栖のアザール」と呼ばれるほどサポーター界隈でも抜群の知名度を誇ります。シュート練習から上がるときも野太い「快征」コールが度々起こり、本人も拍手で応えました。

ということでほぼほぼターンオーバーを行ったルヴァンカップ第5節開始です。

前半、早速河野がエリア内に抜け出したところを倒されPKを獲得。



ああああああああああああああああああ弾かれたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
そのこぼれ球をいち早く石井君がダイレクトで打ち込み、そのボールはまたもキーパーに当たるもそのままの勢いでGOAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAL!! ユースの至宝!! サガン鳥栖史上初の2種登録の選手がゴールを決めた瞬間でした。歓喜にあふれるベアスタ、それもそのはず、難しいと分かっていながらおそらくほとんどの人が心のどこかで期待していた石井君のゴールがあっさり決まったのです。興奮絶頂。
 






前半は石井君の1点に留まりそのまま折り返します。



後半開始!!

前半に行き続きなかなかのハイプレスを仕掛ける長崎、ハイプレスが過激になり鳥栖の選手に甚大なダメージを与える事もしばしば、個人的にがむしゃらにやることとラフプレーは似たものだと思います。この日の長崎はどちらかというとラフプレーが過ぎていて特に加藤恒平、高秀先生は何度も削られていました。ファールの大半がやる意味のないようなアフターの削りだったり、過剰なチャージだったのでやはり印象は良くないです。高田社長があれだけ夢とサッカーについて語っておきながらこのサッカーをしているという事は非常に残念で堪りません。向こうにも向こうの事情があることなど百も承知ですがルヴァンとはいえど鳥栖も主力を割いているわけで許せた行為ではないです…


いやあ~石井君…素晴らしい…
チェイスもサボらないですしなんといってもドリブル能力の高さ、切り込み方やボールの置き方など鎌田大地を彷彿とさせるモーションでしたが大地はスルーパス、石井君はシュートがその後の主なので少し違うドリブラーでした。

そんな石井君がエリア内で素晴らしい足技を魅せ倒されてPK獲得。

蹴るのはみんな大好き小野裕二。



サガン鳥栖2年目の小野裕二がユースの子を褒めたたえているのは何か、小野裕二の人柄の良さを思い知らされるシーンでした。熱く優しく…最高だぜ小野裕二…






その後はPKで義務失点などもありましたが2-1で勝利!!

 








○Match Report
2018 YBCルヴァンカップ グループリーグ 第5節 (2017/05/09 20:00KO)
開催地:ベストアメニティスタジアム
サガン鳥栖 2-1 Vファーレン長崎
前半35分 石井快征(サガン鳥栖)
後半26分 小野裕二(サガン鳥栖 **PK)
後半39分 碓井鉄平(Vファーレン長崎 **PK)
 


(SoccerWayから引用)
 
(J League公式チャンネルから引用)
 
観戦費用 食費:600円